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現地時間10/1夜、ラスベガス野外コンサート会場で「59人死亡、527人負傷の史上最悪銃乱射事件」が起きてしまいました。

この事件がアメリカにおける銃規制の歴史を変えるかどうか、また、事件で懸念されるいくつかについて考えてみます。

ラスベガスの銃乱射事件について

最初に、今回の史上最悪銃乱射事件について、あらましを書きます。

現地時間10月1日(2017年)、ラスベガスの野外広場では、カントリー系の音楽祭が開催されていました。およそ2万2000人の聴衆が会場に訪れ楽しんでいたのです。事件は同日午後10時8分に起こりました。コンサート会場を見下ろすホテルの32階スイートルームから銃が乱射され、たくさんの人たちが死傷しました。突然、銃声が鳴り響き、まさかビルの上階から乱射されていることに気づかず、聴衆たちは伏せた者も多く、かえって狙い撃ち状態になってしまいました。銃は、所持が厳しく規制されている「連射可能なフルオート銃」のようで、連射音が長く長く鳴り響きました。

犯人はスティーブン・パドック容疑者(64)。犯行当時、ライフル含め銃を23丁保持していました。警察が乱射しているビルと部屋を特定し、ドアを爆破して踏み込んだときには、容疑者は自殺していました。警察によると家宅捜索で自宅からも銃器や数千発の銃弾、爆発物などが大量に発見されました。容疑者は、事件を起こした部屋に連泊し、数日間、賭けに興じており、大負けしていたとも伝えられています。それが乱射に至る原因だったかどうかは定かではありません。

この銃乱射事件に関して、イスラム過激派組織「イスラム国」系の通信社が間接的に犯行声明を出していますが、FBIは容疑者と海外テロ組織とのつながりについては今のところ否定しています。

なお、日本人旅行客の多いラスベガス。今回の銃乱射事件で日本人観光客が巻き込まれたかどうかについて、各旅行社は情報を集めています。いまのところ、日本人に被害があるかどうかは判っていません。

アメリカで力を持つ団体・人の考え

銃保有に関してアメリカで力を持つ団体、そして人物の典型的なものは次の2つです。そして、これらは銃規制に反対する人の声を代表しています。

  1. 銃を持った悪人を止められるのは銃を持った善人。
  2. 銃乱射を止めるのは銃。

(1)は、銃規制に反対する最大の団体、全米ライフル協会(NRA)が行った銃乱射事件に関してのコメントです。NRAは会員数450万人、資金力(2億3千万ドル)で全米最強のロビー集団になっています。

(2)は、トランプ大統領が大統領選挙中に放った言葉です。なお、トランプ氏は、NRAに巨額を寄付しているとも言われています。

建国理念と銃

アメリカの建国プロセスに、つまり建国理念の反映として、銃規制がなくならない背景があるとも言われています。アメリカ建国当時時、リーダーたちは、いかに「秩序の維持」を実現するかという困難な問題に立ち向かっていました。

大都市部では…

結果、州以下の小さな政府(地元)に「秩序の維持」を委ねることにしました。これにより「秩序の維持」は地域特性に応じて対処されるようになり、特に、大都市では銃を持つ自治体警察が作られてきました。

農村では…

一方、農村では土地が広いも関わらず人口が少ないという特性があるため、警察だけでなく、銃をもつ自警団が発達していきました。このようにアメリカは、建国のときから銃による「秩序の維持」が形成されていったのです。

下からの秩序維持

大都市部のやり方は「上からの秩序維持」であり、農村部のやり方は「下からの秩序維持」です。個人主義的な考え方が強く、自由を勝ち取ったという意識が強いアメリカにおいては、「下からの秩序維持」が圧倒的に強いのです。こういう背景があって、国民の支持が強い「下からの秩序維持」形成を大きく支えたのが銃であり、結果、アメリカにおける銃規制が至難の業となっていると言われています。

建国理念は憲法にも反映…

上記のような建国当時からの流れは、アメリカ憲法にも反映しており、銃保持の権利を保障しているのです。
アメリカ合衆国憲法修正第2条から
 

A well regulated Militia, being necessary to the security of a free state, the right of the people to keep and bear Arms, shall not be infringed.

自由国家の安全保障に必要な十分に規制された民兵、国民が武器を保持して負う権利は侵害されないものとする。


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(Google翻訳を修正しないまま使用)
アメリカ合衆国憲法より

 
実は、アメリカにおいて、銃規制に関して行われるアンケート調査で、真逆の回答が出ています。銃購入希望者の身元調査をするべきかどうかを問う調査をすると80%以上が「すべき」と回答するのです。一方、連邦議会が銃規制の法律を通すべきかと問うと、その支持は20%以下になるのです。

この矛盾にこそアメリカ社会の実態が投影され、アメリカにおいての銃規制は大きなジレンマを抱えたまま時間ばかりが流れているのが実態なのです。

銃規制反対の映画が…

1999年4月20日、コロラド州コロンバインの高校で、銃乱射事件が起き、12人の生徒、1人の教師が射殺されました。その他重軽傷者24人。犯人2人は自殺しました。

この事件を切り口に、アメリカ社会における銃規制の現状を扱った映画が、あのふとっちょのマイケル・ムーア監督がつくった『ボウリング・フォー・コロンバイン』です。とくに、作品中で、全米ライフル協会(NRA)の抵抗などについて赤裸々にしました。アメリカの銃規制を考える上では、ぜひ、一度、ご覧いただければと思います。

なお、この作品については、動画配信サイト【Hulu】で、いますぐ視聴することができます(記事投稿日現在)。

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今回のラスベガス銃乱射事件で懸念する4点

今回の銃乱射事件で懸念することが4点あります。

  1. ラスベガスの安全神話が崩れた
  2. 事件が真似される可能性
  3. 規制銃が裏ルートで拡散されている現状
  4. 事件で銃保持が強化される可能性

ラスベガス安全神話の崩壊!?

ラスベガスは安全なところで、夜、道路を歩いていても安心だと言われているほどです。それほど安全な町ラスベガスに突如起こった、銃乱射事件。ホテルに10丁を超える銃を持ち込める点も驚きです。このラスベガス安全神話を揺るがす事件は、ラスベガスの来訪客数に少なからず影響を与えるのではないでしょうか。

事件が真似される可能性

イスラム国が犯行声明を間接的に出しましたが、FBIがそれを否定しています。しかし、イスラム国が関与していなくても、ビルの上階から銃を乱射するという、誰も想像したことのないやり方をやってしまったことで、真似をする個人やテロ組織が出てこないか心配です。

規制銃が裏ルートで拡散している現状

今回使われた銃はフルオート銃であるとみられます。フルオート銃は、アメリカでも強く規制されています。しかし、裏ルートで拡散してしまうのが現状なのです。アメリカでは、裏ルートでほ銃の拡散が深刻なようですから、一部の銃を正規販売店で売ることを規制することだけでは、リスクは何も変わらないのです。

事件で銃保持が強化される可能性!?

今回の銃乱射事件が、「身の安全を自分で守るために銃を保持する」という方向に行く可能性はあります。まさに、「銃を銃で制する」という全米ライフル協会やトランプ大統領の考え方に合致した人が増えるかも知れないということです。

まとめ

現状、アメリカにおいては、銃規制を徹底することはとても難しいというのが結論です。それは、「力で力を制する」という考え方がアメリカの根本にあり、人々に浸透した理念だからです。アメリカは、今でも夢を実現できる素晴らしい国だと思います。

しかし、「力で力を制する」アメリカの一面も私たちはしっかりと認識しなければなりません。凶悪なテロや銃乱射について、私たち個人が抗うことはできません。アメリカに居ない私たちが何を吠えても変わらないでしょう。

でも、言います。 アメリカは銃を本気で規制する行為に一歩踏みだすべきだと。 それが北朝鮮問題などを、解決する糸口にもなると確信しています。

追記

その後の捜査で、容疑者が使用したフルオート銃は改造銃であることが判明しました。

注1. 本記事はサイト管理人が別サイトで運営している記事を一部リライトして使用しています。 注2. 画像出典:pixabay
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