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糖質制限の是非に終止符を打つような論文が一流の医学雑誌に掲載されました。

これまでの同様の研究は、ほとんどが栄養過剰傾向の欧米におけるものであり偏りがあるとされていました。

今回の研究は欧米を含む18カ国、また低所得・中所得・高所得と網羅しており、より信頼性の高い研究です。

注目の論文について

今回注目されている論文は「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という論文で、有名医学雑誌『ランセット』のオンライン版として、2017年8月29日に発表されました。

 

炭水化物とは「糖質+食物繊維」のことですから、この論文は「糖質の摂取増加で死亡リスク上昇」と言い換えることができます。

 

糖質制限を推奨してきた糖尿病医師たちの間では、「長年の主張が証明された」との声もあがっていますが、本当に両手を挙げて喜んでいいものなのでしょうか。いち糖尿病患者としては、はなはだ疑問に感じます。

論文の骨子は...

 

論文のサマリ的な部分を載せます。

 

Findings

During follow-up, we documented 5796 deaths and 4784 major cardiovascular disease events. Higher carbohydrate intake was associated with an increased risk of total mortality (highest [quintile 5] vs lowest quintile [quintile 1] category, HR 1·28 [95% CI 1·12–1·46], ptrend=0·0001) but not with the risk of cardiovascular disease or cardiovascular disease mortality. Intake of total fat and each type of fat was associated with lower risk of total mortality (quintile 5 vs quintile 1, total fat: HR 0·77 [95% CI 0·67–0·87], ptrend<0·0001; saturated fat, HR 0·86 [0·76–0·99], ptrend=0·0088; monounsaturated fat: HR 0·81 [0·71–0·92], ptrend<0·0001; and polyunsaturated fat: HR 0·80 [0·71–0·89], ptrend<0·0001). Higher saturated fat intake was associated with lower risk of stroke (quintile 5 vs quintile 1, HR 0·79 [95% CI 0·64–0·98], ptrend=0·0498). Total fat and saturated and unsaturated fats were not significantly associated with risk of myocardial infarction or cardiovascular disease mortality.

 

引用先:http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(17)32252-3/fulltext

 

ここで骨子となる点は4つ。

  1. 炭水化物の摂取量が多いほど、死亡リスクの上昇が高かった。
  2. 脂肪の摂取量の増加は、死亡リスクの低下と関連していた。
  3. 飽和脂肪酸摂取量の増加は、脳卒中リスクの低下と関連していた。
  4. 脂肪(飽和脂肪および不飽和脂肪含む)は心筋梗塞や心血管疾患による死亡リスクと有意な関連はなかった。

 

批判を恐れずに言い換えると...

  1. 糖質を取り過ぎると、死亡リスクが高まる。
  2. 脂肪をとると、死亡リスクが減る。
  3. 飽和脂肪酸を多く取ると、脳卒中リスクが減る。
  4. 脂肪摂取と心筋梗塞や心血管疾患による死亡リスクとの関係性はない。

 

う〜ん、いままでの「常識」とかなり違っています。

「糖質制限」の権威、江部医師は...

日本において、「糖質制限」の権威ともいえる江部医師は、この論文について、

  • 日頃の糖質制限食推進の主張がとうとう証明された。

としています。

 

やはりわれわれの仲間で湿潤療法の創始者として有名な夏井睦医師が2013年に『炭水化物が人類を滅ぼす』(光文社新書)という本を出しベストセラーになりましたが、まさに正鵠を射ていたといえます。

 

引用元:http://toyokeizai.net/articles/-/190605

 

これだけ読むと、もう糖質ゼロは正しいのだ!と考えてしまう向きがあるかもしれません。


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ところで...

2型糖尿病患者でもあるサイト管理人たもつは、江部医師の5〜6冊の著作を含め、糖質制限に関わる本を多数読んでいます。また、糖質制限を批判する本も読んでいます。クリニックの主治医や専門の看護師さんたちにも話を聞きました。糖質量をカウントするカーボカウントについても、看護師向けの動画を購入するなどして、いろいろ調べて研究しました。

 

このようなことで、自分で糖質制限の食事療法を選択し、実施しています。結果、おかげさまで、糖尿病の傾向は良い方向へと向かっています。

 

やっていることは、「糖質ゼロの食生活」ではありません。実際、食生活で「糖質ゼロ」はあり得ないのですが、見かけも「糖質ゼロ」は目指していません。

 

江部医師も、「糖質ゼロ」とは言っていません。「糖質制限」の意義を主張されています。そして、糖尿病治療は、食事療法、運動療法、薬物療法がセットでバランス良く行うことが大切だと理解しています。

糖質制限ブームに危惧すること

糖質制限はダイエット願望にのってブームになっているように感じています。様々な食品で「糖質オフ」あるいは「糖質制限」を謳うものが増えてきました。

 

テレビなどでもダイエット関連情報で、糖質オフや糖質制限を目にすることが多くなってきました。テレビCMでよく見かけるダイエットジム(?)でも、糖質制限食が薦められているようです。

 

こういうブームが、さらに上述の論文発表で加速することが心配です。

 

医者などの専門家のアドバイスもないままに、独自に、極端な糖質制限を実行することがどれほど危ないことか。

極端な糖質制限をして、補完とする十分な栄養補給もせずに、しかも、運動もしないとなると、身体を壊すこと必至です。

  • 極端な糖質制限をして体重は落ちたけど、健康も害した

みたいなことが増えるのではないかと心配なのです。

 

2型糖尿病患者であるサイト管理人たもつが糖質制限をする目的は明確です。

糖尿病治療の一環として、食後血糖値を一定にコントロールし、それで血管系の病気(糖尿病の合併症)の発症を抑えるためです。

糖質制限に伴う栄養の補完もそれなりに考えていますし、運動療法も合わせて行っており、もちろん、医者の診療に基づく薬物療法も併用し、服用を厳守しています。

そして、これらの療法は一生続きます。なぜなら、基本、糖尿病は治らないからです。生涯、糖尿病の程度を抑え、糖尿病による合併症を抑えるべく糖質制限はしなくてはなりません。

 

一方、ダイエット目的の糖質制限は、目的の体重を実現したら終わりなのでしょうか。運動をしない人が糖質制限を解除したら、まず、間違いなくリバウンドします。そうしたら、また糖質制限ですか。その繰り返しで身体はダメージを受けます。

まとめ

情報過多は情報不足を生む。

この典型が糖質制限関連情報で起きているような気がしてなりません。情報過多は、誤解を含め、情報の偏りを生み、真の情報不足となり、実際的な齟齬を多く発生させてしまうのです。

 

食事制限については、安易なダイエットブームなどにのることなく、自分でしっかり研究をして、そして、実行に際しては専門家のアドバイスのもと実行してください。

 

※画像出典:pixabay

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