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かつて、ツール・ド・フランスを7連覇し、全世界から「英雄」として讃えられていたアメリカ人の自転車選手がいる。ランス・アームストロングだ。彼は、かねてから度々噂されていた通りに「実体は薬まみれ」であったことが暴かれてしまう。そして、ツール7連覇を含め、1998年8月1日以降の全記録を抹消されたのです。
 
ところで、サイト管理人「たもつ」(以下、「私」と記す)は2004年前半から自転車を始めました。ドロップハンドルで「ロードレーサー」という自転車です。

(※画像出典:pixabay) こういう自転車ですね。
 
2004年前半と言えば、世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスで5連覇中のランス・アームストロングが6連覇を達成できるかと話題になっていたときであり、彼はまさしく、私にとっての英雄でした。
 
そんなこともあり、彼の疑惑が決定的なものとして報道されたときも、私は全く信じることができなかったのです。以降、ランス・アームストロングに関する情報は、無意識に遮断していました。それなのに...
 
一昨日、動画配信サービスの「Amazonプライムビデオ」で、ランス・アームストロングの薬まみれの状況を描いた映画『疑惑のチャンピョン』を観ました。観てしまいました。わかっていたけど、ショックでした...。
 

ランス・アームストロングという英雄

繰り返しですが私事です。2004年に、ひょんなことから自転車(ロードレーサー)を始めます。それまでは全く自転車には興味がなかったのです。しかし、不思議なもので、一度、興味を持つと、あらゆる情報が猛烈な勢いで飛び込んできますす。
 
当然、自転車レースなどの知識も一気に増え、特に、世界3大自転車レースの情報は得意分野の一つになっていました。ツール・ド・フランスの過去レースのDVDも入手できる限りのものを購入し、「ツール・ド・フランス5連覇中」のランス・アームストロングのレースぶりを繰り返し、繰り返し観ることになったのです。
 
他の選手とは段違いの力強さで登坂を駆け上がるランス・アームストロングは、私にとっての英雄となりました。今、考えれば、「あの常人らしからぬ強さは普通じゃなかった」のかもしれません。でも、単純な私は、地元の坂を自転車で苦しみながら登るときなど、「まるで自分がランス・アームストロングになりきったような思い持ち、アタックしていた」のです。

ガンを克服し、奇跡の復活!?

ランス・アームストロングは18歳でプロのトライアスリートとなります。身体能力に優れていたのです。その後、自転車競技に専念し、1991年にアメリカのアマチュアサイクリストチャンピョンになり、1992年には自転車レースのプロとなります。
 
1993年に自転車レースでアメリカチャンピョンになったのを皮切りに、様々なレースで優勝を飾ります。1996年には一時的に世界ランク1位の実績もつくるのですが...。
 
ガンを宣告され1996年10月から闘病をはじめます。精巣腫瘍。3段階のステージのうちの「ステージ3」でかなり深刻な状況でした。しかし、彼はガンを克服し、1998年にUSポスタル(アメリカの自転車チーム)と契約し、プロ復帰を果たすのです。そして...
 
1999年のツール・ド・フランスから個人総合優勝7連覇という金字塔を打ち立て、2005年に選手引退をします。
 
私は、彼の闘病を綴った本を何回も何回も読み直し、その復活の素晴らしさに感動した覚えがあります。本は、数年前に捨ててしまいましたが...。

囁かれていたドーピング疑惑

ところで、ツール・ド・フランスに初優勝した1999年以降、ランス・アームストロングの周辺では常にドーピング疑惑がありました。
 
陸上の走りに「短距離が得意な人」「中距離が得意な人」「長距離が得意な人」「とてつもない長距離が得意な人」がいるように、同じような競技でもそれぞれに得手不得手があるわけです。自転車レース同じ。
 
自転車レースでは「山に強い人」「タイムレースに強い人」「コール間際のスプリントに強い人」など、それぞれの体格などに合わせ得意なものが選手毎に違います。ランス・アームストロングは闘病前はそれほど「山に強い人」ではなかったのです。むしろ遅い部類だったかもしれません。
 
それが、ガンを克服し復帰したら「山に強い人」、それも「ものすごく山に強い人」に変身していたのです。それをもってランス・アームストロングに対してドーピング疑惑を抱いた人たちが出てきました。
 
1985年、アメリカ人として初めてツール・ド・フランスを個人優勝し、1985年を含め3連覇も果たしたたグレッグ・レモンもその一人です。グレック・レモンは「ランス・アームストロングはドーピングをしている」と2001年には示唆していました。グレッグ・レモンはその後も執拗にランスを糾弾しています。ランス・アームストロングの驚異的な走りを観たグレッグ・レモンは疑惑しか持てなかったのかもしれません。
 
ランス・アームストロングの走りは、一流選手が観れば、一目でおかしいとわかるものだったのでしょう。ということは、自転車レースの多くのトップ選手たちにも、ランス・アームストロングの走りは疑惑でしかなかったのかもしれません。しかし、スルーされてきた。それは、多くのトップ選手たちも同じことをしていたからなのでしょうか...。
 
ところで、ランス・アームストロングが7連覇している最中にも、いろいろな選手がドーピング陽性となり、記録抹消や選手資格剥奪などの処分になっていました。しかし、その間も、ランス・アームストロングは陽性にはならなかったのです。1回も...。それくらいランス・アームストロングのドーピングは巧妙で徹底していたのです。


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映画『疑惑のチャンピョン』について

これは2015年に製作&公開されたイギリスとフランスの合作作品です。ランス・アームストロングがプロとなり活躍し始めたさなかで深刻なガンを発症。そして闘病。物語は、このあたりから始まり、そして、1998年の奇跡のプロ復活、1999年からのツール・ド・フランス7連覇などを描いています。ただしスポットライトを当てているのは栄光ではありません。「栄光の影にはドーピングあり」ということを主たるテーマとして展開としています。
 
奇跡の連覇で、経済的に成功し、自転車界に対する発言力も急激に強くなっているランス・アームストロング。彼は、自分に疑惑を向ける者を徹底的に叩きまくるというヒールぶりを遺憾なく発揮します。
 
この映画では、ランス・アームストロングが組織的に、つまり、監督やトレーナー、そして他のチームメイトも含めて、みんながドーピングに関わっていたという実体が克明に描かれています。
 
映画の最初のほうのシーンで、「その後、チーム監督として、ともにドーピングに加担していくヨハン・ブリュイネール氏との出会い」、あるいは、「ドーピングプログラム指南の医師、ミケーレ・フェラーリ氏との出会い」があります。この2人との出会いはランス・アームストロングの人生を変えたのかもしれません。彼らが悪いというより、誘惑に負けたのです、自分自身に負けたのです。
 
金に色はついていませんが、同じように怪しい匂いのお金に群がる人々には共通項があるみたいですね。つまり、「お金のためならどんなこともいとわないという大胆さ」です。
 
ちなみに、映画『疑惑のチャンピョン』は、Amazonプライムビデオで視聴できます。プライム会員無料です。

自転車レースはドーピングの歴史!?

自転車レースはまさにドーピングの歴史そのものと言われるくらい、あちこちでドーピングまみれな状態が蔓延していたようです。それはアマチュアの世界でも同じ。
 
世界一過酷だと言われているアマチュア自転車レースに、とある素人が参加します。並み居る猛者たちのなか彼は健闘し14位に入ります。しかし、彼の目には異常が映ったのです。ベスト10に入るような連中は明らかに体力と走力が段違いで、何かある。つまり、彼らは薬をやっていると確信したのです。
 
映像監督だった彼は、そこであるアイデアを思い立ちます。自らにドーピングプログラムをほどこし、この世界一過酷なアマチュア自転車レースに勝つことで、そして、ドーピング検査を陰性でスルーすることで、「自転車界にはドーピングは今もある」ということをドキュメントとして映像に残そうとしたのです。そして、彼はロシアの国家紛れのドーピング禍として話題になった渦中のロシア人と連携して、自らにドーピングプログラムをはじめるのです。
 
この作品は、「自転車界のドーピング禍を暴露する」ことが当初の目的でしたが、作品後半以降は、ロシアのドーピング禍を糾弾する内容になってしまいましたが...。
 
映画『疑惑のチャンピョン』に興味を持った方は、やはり自転車界のドーピングがひとつのテーマであるこのドキュメント作品『イカロス』をご覧ください。この作品は動画配信サービスNetflixのオリジナル作品です。
 
話は戻しますが『イカロス』で監督自らが実験台となって暴露しようとするくらい、自転車競技界ではドーピングは日常化していたのだろうということです。

ランス・アームストロング7連覇のあとは...

7連覇の金字塔を打ち立て2005年のレースで引退をしたランス・アームストロング。英雄なきあとの2006年のツール・ド・フランスは、アメリカ人のフロイド・ランディスが個人総合優勝を果たしました。彼はかつてランス・アームストロングのチームメイトでもあり、チーム一体となってドーピングをやっていたとき、その渦中にあったメンバーの一人です。
 
フロイド・ランディスは、チームが一丸となってランス・アームストロングを優勝に導いても、スポットライトやお金は自分たちには届かないことを不満に思っていました。そして、チームを去ります。でも、チームを去った頃にはすでに薬なしではレースができない状態になっていたのです。それでも、ドーピング検査をくぐり抜け、ずっと陰性で済んできたわけです。それが...。
 
フロイド・ランディスは、個人総合優勝を果たした2006年ツールの第17レースの山岳コースで、ランス・アームストロングばりの驚異の走りを見せました。そして、このレース直後の検査で陽性になったのです。フロイド・ランディスの優勝は保留され、やがて剥奪されます。
 
ドーピングを嫌ってランス・アームストロングとは袂を分かったハズの彼でしたが、その彼自身が、ランス・アームストロングが暴露されるよりも何年も早くドーピング選手として糾弾される状況に陥ってしまいました。当初、フロイド・ランディスはドーピング関与を否定していましたが、やがて、自分を含め、ランス・アームストロングとチームが薬まみれであったことを証言します。
 
ランス・アームストロングの偉業は、かつてのフロイド・ランディスら、かつてのチームメイトたちの手によって崩れ去るのです。

まとめ

自転車レースのドーピング状況を見ると、どれも個人の仕業ではなさそうです。監督、チームメイト、トレーナー等々、多くの人間たちが関わって、ドーピング検査を陰性で乗り切りながら、薬漬けで勝つという状況です。それを一番上手くやって名声とお金を得たのがランス・アームストロングだったのです。
 
ドーピングは組織犯罪...これって、国歌ぐるみのドーピング禍中にあるロシアと繋がってしまいます。
 
ドーピング手法は様々なものが開発され続け、摘発手法は、それになかなかついて行けない状況のようです。世界のあちこちでスポーツの祭典は行われていますが、リアルタイムの今もあちこちで「それ」が行われているのかもしれません。
 
きっとそれが現実です。『疑惑のチャンピョン』を見終わって残ったものは、なんとも表現しがたい残念な気持ちだけでした...。
 
※画像出典:pixabay  

追記

本記事の配信情報は、本記事掲載日時点のものです。最新の配信状況は 各動画配信サービスにてご確認ください。
 

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