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日馬富士暴行事件がどうも妙な方向で展開しています。いち相撲ファンとして大いに違和感がありますし、残念です。現在では、まるで「悪者は貴乃花親方と貴ノ岩」というような流れです。
 
極端な喩えですが、殺人者に対し「本当は被害者こそ加害者だから、おまえを許す」みたいな...。
 

Respect for the other person's model of the world

ものごとを公平に判断するポイントがこれです。

  • Respect for the other person's model of the world.
  • 他人の世界観を尊重せよ。

 
「ものごと」の真実というのは「とても誤解されやすく難しいもの」です。
 
Aさんは「ものごと」を「それは白でした」といいます。
一方、Bさんは「ものごと」を「それは黒でした」といいます。
その2人の話を聞いたCさんは「どちらかが嘘を言っている」と判断します。
 
それぞれA〜Cさんの心のうちを覗くと、3人が3人ともに「本当のこと」を言っているのです。AさんもBさんも、そしてCさんも「自分が見聞きしたことは正しい」という世界観(model of the world)を貫いているだけなのです。
 
さて、「ものごと」は右側が白色でした。そして、左側が黒色でした。「ものごと」を右側から見たAさんは「ものごとが白に見えた」のです。自分がまさに見たのですから、「ものごとが白である」というのはAさんにとっての真実です。
 
一方、「ものごと」を左側から見たBさんは「ものごとが黒に見えた」のです。そして、自分が実際に見たのですから、「ものごとが黒である」というのはBさんにとっての真実です。
 
さらに、2人の話を聞いたCさんは「AさんとBさんの話が真逆なので、どちらかが嘘をついている」と捉えました。「2人が揃って嘘をついている」あるいは「実はものごとが黒白だ」というようなことに想いが及ばないCさんにとっては、「どちらかが嘘をついている」という二者択一の判断こそが真実なのです。
 
つまり、「真実は3者3様」なのです。
 
こういうことは現実的にはとてもたくさん起こることです。そういう状況に、情報不足や情報飢餓状態が加わり、さらにややこしいことになります。これがいま「日馬富士暴行事件」で起きている現象です。
 
 
こういう状況に加えて、常に「情報飢餓状態」にある報道が「真実と言われていることの一部を切り取りとった情報」を繰り返し流しますから、混迷に拍車をかけるのです。
 
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こういう事態に臨む場合は、「私が正しいと思う価値観以外に、相手の価値観も彼にとっては正しいのかもしれない」と一端立ち止まって「ものごと」を見直すことです。
 
そして、自分が理解できないことに「ダメ押し」をして、「認めない!」となるのです。実体は、「ダメ押し」や「認めない!」とした対象との世界観の違いなのですが...。

言動には、たいてい理由がある

言動にはたいてい理由があります。
 
他人の言動が理解できないということは、よく起こることです。そこには「他人の世界観」と「自分の世界観」の違いがあるからです。
 
そして、この「世界観の違い」の存在に気づくことなく、考慮することなく、人は判断下します。

  • あいつのやっていること、言っていることは理解できない。理解できないから、あいつはダメなのだ。

 
これを自分が気づかないうちに「省略」してしまうのです。

  • あいつはダメなヤツだ。

 
実は、「理解できない」は世界観の違いの存在を示しているだけなのに...。
 
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そんなこんながあり、一番の問題は「他人の世界観を認めない」というところにあるのですそれなのに、「あいつはダメなヤツだ」と断罪する自分こそが真実だと思ってしまうのです。
 
そして、「あいつはダメなヤツだ」と発言することが、自分と周囲の歪みを助長するなどということは露ほども思わないのです。
 
人の言動にはたいていは理由があります。その人の世界観からの言動なのです。つまり、人の言動を理解できないというときには、世界観の違いがあるということなのです。
 
これって、「犯罪者を認めろ」ということではありません。「認める」ではなく「理解する」...です。「理解する」は、相手の言動を「肯定する」ことではありませんから...。
 
それは「理解できない私が視点をかえるチャンス」なのかもしれないのです。

悪いのは貴乃花親方!?

さて、前段が終わり、ようやく日馬富士暴行事件です。
 
日馬富士暴行事件に関する報道で違和感を感じている一番は、これです。

  • 悪いのは貴乃花親方

 
違和感は理解できないからであり、もしかしたら、私の世界観をの立ち位置を変えれば理解できるのかもしれません。
 
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「悪いのは貴乃花親方」派の主張は明確です。

  • 事件を明らかにするためには当事者の証言が大切。なのに、貴ノ岩に証言させることを頑なに拒否続ける貴乃花親方は、部屋の指導者としても、そして、日本相撲協会の理事としても、無責任過ぎる。

 
テレビ各局の情報番組などを見ても、「悪いのは貴乃花親方」派が結構いることがわかります。


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  • 元国会議員のタレントA氏は、日曜朝の番組で声を荒げて「悪いのは貴乃花親方だ!」と発言していました。
  • 日本相撲協会評議員B氏は、日本相撲協会擁護の発言を徹底しています。
  • 長年、大相撲報道に関わってきた記者やレポーターの多くも「悪いのは貴乃花親方」派を広める働きをしています。
  • 横綱審議会の委員長が「貴乃花親方の言動が理解できない」と苦言を呈しました。

 
なるほど、今の混迷の一端は、情報を一切流さない貴乃花親方にある...のかもしれません。また日本相撲協会の理事であり、巡業部長である貴乃花親方は、日本相撲協会への説明責任があるというのも一面の「真実」なのかもしれません。
 
今わかっていることは次のことです。

  • 貴ノ岩は頭頂部を10針程度縫う怪我をした。
  • 日馬富士は貴ノ岩に対する暴行を警察でも、日本相撲協会に対しても認めた。
  • 暴行現場には白鵬、鶴竜、照ノ富士、逸ノ城らのモンゴル力士がいた。
  • 貴乃花親方は貴ノ岩の証言を日本相撲協会に一貫して拒否し続けている。
  • モンゴルでは「貴乃花親方と貴ノ岩が悪い」という意見が少なくない。

などなど。
 
このなかで「貴乃花親方の一貫した証言拒否」姿勢が突出し、「悪いのは貴乃花親方」という「流れ」になっています。

組織視点は全てパワーゲーム化する

組織論視点では、貴乃花親方の証言拒否は「いただけない」行動です。週明けにも「理事解任か」という報道もあります。そして、実際に今回の「騒動」(?)で、貴乃花親方は理事解任されるのかもしれません。
 
一部報道によると、すでに貴乃花親方は理事解任も覚悟しているというのです。つまり、一連の貴乃花親方の行動は、最初から「理事解任も覚悟」のことだったというのです。
 
これも一部報道によると、今回の理解しがたい貴乃花親方の言動は、将来の理事長選を見据えての行動だというものがあります。でも、どうやら貴乃花親方には、そもそも理事長選など眼中にないのかもしれません。だからこその「頑なで一貫した拒否」なのです。理事長選に色気があれば、あれほどの一貫した拒否はできないでしょう。
 
そうすると、今回の件を組織のパワーゲームにしてしまっているのは日本相撲協会の反貴乃花親方一派なのかもしれません。
 
そもそも組織には組織なりの論理があります。それは組織全体としての論理だけでなく、組織に関わる一部の論理が様々にあるのです。要するに組織の論理で動くところには、その組織が公式・非公式にかかわらず、パワーゲームが必ず生じるのです。それは「世界観の違い」の戦いです。
 
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今回の日馬富士暴行事件については、日本相撲協会とその周辺のパワーゲーム、モンゴル力士とその周辺のパワーゲームが絡み合って展開しています。
 
それぞれの関係者がそれぞれに自らの世界観から「真実を語る」のです。

一方的に殴ることが正義!?

「悪いのは貴乃花親方」派の論理は、組織パワーゲームとしては「あり」なんでしょう。そして、貴乃花親方が理事解任されることは日本相撲協会としては「正しいこと」なのかもしれません。
 
ただし、そういう流れのなかで「被害者は貴ノ岩」という事実(真実とは言っていません)がないがしろにされています。
 
状況についての情報が錯綜していますが、日馬富士が貴ノ岩を一方的に殴り、貴ノ岩の頭部に裂傷を負わせたことは事実です。日馬富士は殴ったことを警察でも認めています。
 
仮に、貴ノ岩がその酒宴で横綱たちに対して失礼な言動をとったとしても、それを理由に貴ノ岩を一方的に殴り、裂傷させることは正義なのでしょうか。
 
もれ聞こえてくる情報では、殴られたのは1発や2発ではなく、殴られ続けたといいます。その間、同席していた白鵬や鶴竜は「見ていた」のです。
 
この状況、もし映像があれば「集団リンチ」状態と言えなくもありません。白鵬は日本相撲協会の聞き取りに対して「すぐに止めに入った」と証言していますが、どうなのでしょうか...。
 
モンゴルでも、日馬富士暴行事件は報道されており、しかし、「貴乃花親方と貴ノ岩が悪い」という声があり、それが大勢だという報道を見聞きし、驚くばかりです。これなどは「世界観の違い」の典型なのかもしれません。

問題の酒宴は利用されたのでは!?

以下は、極端な仮説です。仮説ですから「真実でも事実でもありません」ので。つくりごとです。
 
事件のおおもとは、あの錦糸町の飲み会にありました。そこで貴ノ岩が「これからは、白鵬を破った俺たちの時代だ」と発言し、それを聞いた同席者が白鵬に状況を告げて、白鵬が怒った。
 
この発言に対して、伝えられている情報とは真意が違うという貴ノ岩側の話も伝わっています。その場合は、同席者が故意に「貴ノ岩発言を悪く白鵬に伝えた」のかもしれません。
 
さて、鳥取巡業前に貴ノ岩の恩師、石浦校長が酒宴を開くことになりました。そこには、恩師に育ててもらった力士たちが集います。照ノ富士、逸ノ城、貴ノ岩、石浦(息子)...。「モンゴル人力士や他の部屋の力士たちと日常的につるむな!」と弟子を指導している貴乃花親方も、石浦氏が催す酒宴なので出席を許可しました。
 
しかし、貴ノ岩は、当日酒宴に出席してびっくりです。会場に行くと、そこにはモンゴル人の3横綱がいたからです。日頃からモンゴル力士と距離を置く貴ノ岩は、そのときに「なんだかやばいかも」という直感が走りました。
 
そして、案の定、それは起こったのです。
 
前哨戦は、白鵬からの「錦糸町の夜の発言」の追求です。その後、貴ノ岩の言動に腹を立てた日馬富士が貴ノ岩に頭部裂傷を負うほどの暴行をします。同席していた白鵬はすぐにとめて、日馬富士を離したと言っていますが、貴ノ岩は40〜50発殴られ続けたと主張している模様です。
 
つまり、その間、誰も止めに入らなかった。状態としては「集団リンチ状態」です。その暴行事件現場には貴ノ岩よりも番付上位の者たち、横綱・鶴竜、横綱・白鵬、関脇・照ノ富士らがいたのにも関わらず、「集団リンチ状態」が進行していたのです。手を出したのは日馬富士だけですが、それを止めずに見ていたという時点で「集団リンチ状態」です。
 
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どうやら、石浦校長が指導してきた力士たちのために好意で催した酒宴が、白鵬の意趣返し、ストレートに言うと「目障りな貴ノ岩に対する、場外かわいがりの場」として利用されたのかもしれません。
 
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問題の暴行事件の直後、日馬富士はバーを後にしてから、おふざけで、自転車で行く女性を呼び止め、彼女の自転車に泥酔状態で乗り、倒れ、同席者たちに介抱されたといいます。この時点では、つまり、暴行事件の直後、日馬富士は暴行を悪いとは全く思っていないのかも...です。
 
そして、場所前の11月初旬〜この段階で、貴乃花親方は日馬富士の暴行を警察に届け出ています〜4横綱が泥酔するほど飲み歩きました。
 
やはり、この時点においても、日馬富士は「暴行事件のことをさらさら反省していない」のです。反省していないからこそ、11月場所に何食わぬ顔をして出場したのです。

やはり悪いのは貴乃花か!?

直前の話は、架空話です。単なる創造です。でも、漏れ伝えられている情報から構成しています。
 
弟子の裂傷を目の当たりにして、そして、暴行の状況を知るに及んで、これは「なし崩し」にするのではなく、きちんと問題にしなければならないと考えた貴乃花親方の行動は理解できる部分があります。
 
貴乃花親方は、巡業中に起きた暴行事件を、理事兼巡業部長という立ち位置から日本相撲協会に報告することなく、鳥取県警に事件を届け出たのです。
 
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暴行事件現場には鶴竜、白鵬、照ノ富士ら現役の上位陣が同席していたので、問題が角界に広まり、それが日本相撲協会理事たちの耳に入ったことは容易に推測できることです。「暴行があったことは噂としても流れていた」といいますし...。貴乃花親方から報告がないから、理事たちは知らなかったというのはあまりに不自然です。
 
一部の情報では、事件のことは貴乃花親方から八角理事長には口頭で伝えているとも言われています。
 
そういう状況のまま、暴行事件が問題化されることなく、巡業が終わり、そして、場所を迎えます。場所前に貴乃花親方は貴ノ岩の休場を届け出ました。場所前、体調不良に陥った貴ノ岩を入院させ、そして、場所前に退院に至りますが、出場は無理と判断したのです。
 
それなのに何食わぬ顔をして日馬富士が出場する。貴乃花親方は日本相撲協会の隠蔽の力を感じたのかもしれません。
 
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発言をしない、貴ノ岩の証言を拒否つづける貴乃花親方が一番悪い...という流れは止まらない感じです。
 
完全にパワーゲーム化してしまった日馬富士暴行事件。ここまでの状況を見ると、日本相撲協会の理事長一派は貴乃花親方を切り捨てたい...これがホンネにあるのかもしれません。

まとめ

真実は様々ですから、何が本当なのかはわかりません。
 
大好きな大相撲、大好きな白鵬が関わる問題ですから、「他人事」という感じがしません。しかし、冷静に考えれば所詮「他人事」です。
 
彼らが選んだ判断、結果の影響は、彼ら自身が受けるだけです。

  • 悪いのは貴乃花親方

 
パワーゲームはこの見方で動いています。
 
某局の朝の情報番組でメインコメンテーターが「なるほど」な発言をしていました。要旨はこういうことです。

  • 角界や横綱に思い入れがあればあるほどに、いろいろな発言が飛び交っている。でも、この件で大切なことは、これは組織論の話ではなく「暴行事件で、警察が捜査中だ」ということです。

 
今後の展開を見守りたいと思います。
 
※アイキャッチ画像の出典:pixabay

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